小渕経産大臣、松島法務大臣の辞任の改正審議への影響は?
10月20日、小渕優子経済産業大臣、松島みどり法務大臣が政治資金の問題により辞任したことで、労働者派遣法改正案が上程された国会審議への影響が深刻になってきました。
改正案自体は厚生労働委員会で審議されますが、首相が審議に出席する「重要広範議案」に指定される上に、衆院の厚生労働委員長の上川陽子氏が松島氏の後任の法務大臣に就任することから、国会運営全般における野党の攻勢も含めて、事実上の空白が避けられない状況です。
臨時国会の会期は11月30日までですが、10月中に衆院本会議での厚生労働大臣の趣旨説明を経て実質審議入りできるかどうかが、今国会での成否のタイミングになると思われます。
当初は可決成立の可能性が高いとされていた改正案ですが、ここにきて政局がらみで予断を許さない状況になってきました。